881: ONSTskiy ◆4Sfh3LRRuJZW 2012/11/04(日) 00:16:39.09 ID:SS1K6cQ3
「ん……」
お気に入りのパジャマ(漂流した時のと同じデザインです)を着たわたしは、もそりとベッドの中で身じろぎします
今日は、どうにも寝付くことができません。
今日は助手さんは居ません。
昼間から祖父に連れられて野外調査とかで、帰りは明日になるのだとか
ここ最近は毎晩助手さんと一緒にベッドに入り、
助手さんを抱き枕にしたり、その匂いを嗅いだりしてたのでぐっすり眠れたのですが……
それに慣れすぎてしまったせいか、いざ居ないとなかなか寝付けません。
「助手さん……」
優しくて
物静か
大人しくて
礼儀正しい
木漏れ日のにおい
ふわふわの栗毛
でもなぜか
派手なシャツ
堅実
確実
そして……たまには、大胆
いつもいい子で、優しくて……そのくせ、そんな助手さんは、わたしと二人きりの時、とても大胆になります
わたしはそんな助手さんに組み敷かれ、いつもいつも、甘く甘ーく蕩けさせられてしまいます。
「っ……」
思い出すと顔が赤くなってしまいます。
体が火照ります
助手さんが居ない。ただそれだけでこんなに切なくなってしまうなんて……ほんの数ヶ月前には、考えもしませんでした。