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ゲンドウ「戦自から児童虐待で訴えられることになった」

2022/05/13   エロSS | コメント(0)   
作品名:エヴァ
キャラ:シンジ 間桐シンジ 風間シンジ アスカ ゲンドウ トウジ 冬月 ミサト ケンスケ 加持 リツコ レイ マナ 黒服
作者:以下、名無しが深夜にお送りします
文字数:8589



1 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 16:42:09ID: z5nGv/Sg

冬月「どう言うことだ?」

ゲンドウ「児童虐待で訴えられることになったのだ、私がな」

ゲンドウ「あぁ、先生は『まだ』大丈夫です」

冬月「その前だ。誰からだと?」

ゲンドウ「戦略自衛隊からです」

冬月「1から説明しろ」

2 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 16:48:17ID: z5nGv/Sg

ゲンドウ「少し長くなります。前提条件から入りますので」

冬月「構わん、話せ」

ゲンドウ「戦自が、前々からNERV攻略の演習を行っているのはご存知のはずです」

冬月「図上なら数えきれんほど。最近はキリングハウスまで作ったそうだな。機密費で」

ゲンドウ「話は半年ほど前です。総長以下、幕僚部の人間だけの御前会議ならぬ御前図上演習のときです」

3 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 16:52:00ID: z5nGv/Sg

冬月「確か、三ヶ月ほど前。前の参謀総長が辞任したな」

冬月「風俗嬢に、月にいくらもつぎ込んでいるのを、写真週刊紙にすっぱ抜かれたのが切っ掛けだったな」

ゲンドウ「その話も、今回と関係があります」

ゲンドウ「あれは、今の参謀本部が企てた。無血クーデターだったのです」

冬月「よし碇。すべて話せ。最後まで付き合うからな」

ゲンドウ「はい」

4 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 16:57:38ID: z5nGv/Sg

ゲンドウ「前の参謀総長は、かなりの急進派でした」

冬月「非公式の場なら、何度も脅されたよ。まぁ、NERV の立場を考えれば、戦自にそういう輩がいるのは分かるが」

ゲンドウ「その前の参謀総長が、まだその役職に就いていた時の図上演習で。チルドレンへの対応へ話が進んだのです」

冬月「あの男なら、撃ちそうだな」

ゲンドウ「はい。実際にそう言ったそうです。それに真っ向から噛みついたのが、今の参謀総長です」

ゲンドウ「彼にとっての有利な部分は、彼が常日頃から子煩悩を隠さなかったことです」

5 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 17:03:51ID: z5nGv/Sg

ゲンドウ「チルドレンへの発砲を躊躇しないどころか、推奨する言葉に。通俗的な言い方ですが、引いたのです。他の幹部達は」

ゲンドウ「そこに・・・子煩悩で有名な人間が、涙を流しながら真っ向から噛みついたのです」

冬月「場の流れは・・・完全に」

ゲンドウ「はい、今の参謀総長の物になりました」

ゲンドウ「結局その日の図上演習は、まったく進まずに終わったのですが。そこから無血クーデターが始まったのです」

6 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 17:13:49ID: z5nGv/Sg

ゲンドウ「演習ですので、映像記録はふんだんに取られていました。図上演習で部屋の中から動かないため、音声も綺麗に残っています」

ゲンドウ「それを元手に、今の参謀総長はその時部屋にいた人間以外で、信頼できる者たちを説き伏せて行きました」

ゲンドウ「子煩悩が信頼する人間ですから、同じような性格を持っていますでしょうから。説得は比較的容易だったようで」

ゲンドウ「そして諜報部まで協力者を広げたところで、前の参謀総長に対する身辺調査が開始され。風俗に大枚をはたく所を取られてしまった」

ゲンドウ「高級風俗ならば、まだ良かったのでしょうが。変態的な性欲を満たすため、かなり場末まで行っていたようです」

ゲンドウ「あの手合いの人間には、ありがちな事ですが」

冬月「貴様もな」

7 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 17:25:18ID: z5nGv/Sg

冬月「しかし・・・詳しいな」

ゲンドウ「何故なら昨日、本人の口から聞かされましたから」

冬月「待て、そんな話。なにも知らんぞ」

ゲンドウ「言っていませんから。私に同伴したのは、赤木博士だけです」

冬月「・・・・・・」

ゲンドウ「ちなみに、赤木博士も児童虐待で訴えられることになりました」

ゲンドウ「私と赤木博士とは、取引はしないと断言しました。恐らく、冬月先生を保留にしたのは、先生と取引するつもりなのでしょう」

冬月「・・・他には誰がなりそうかのだ?」

ゲンドウ「葛城は先生よりも訴えられやすいように感じました」

8 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 17:35:55ID: z5nGv/Sg

冬月「しかし、矛盾していないか?」

ゲンドウ「何がです?」

冬月「貴様が児童虐待で訴えられるのは、まぁ分かる」

冬月「だがその論理で行けば、霧島マナを使っている戦自も、同じ穴のムジナだろうに」

ゲンドウ「霧島マナは、今の参謀総長が着任した日に。即日付けで名誉除隊となりました」

冬月「なに・・・」

ゲンドウ「向こう十年以上、余裕で遊べる金を慰謝料として一緒に贈ったようです」

ゲンドウ「証拠もあります・・・預金額の変動を記した物のコピーなど。とにかく色々」

冬月「・・・なんと言う」

ゲンドウ「彼らは、戦自は本気です。本気で私を」

ゲンドウ「『社会的』に抹殺するようです。義憤混じりで動いているため、妥協点を探ることすらできません」

9 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月02日 (水) 17:37:47ID: z5nGv/Sg

日付が変わる頃に戻ります

14 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:09:41ID: .PzDsWmY

加持(どこだ・・・ミサト、どこにいる)

リツコ「加持くん」

加持「うお!?」

リツコ「ミサトを探しているんでしょう?」

加持「なんの事かな?」

リツコ「隠さなくて良いわ。私、児童虐待で訴えられることになったけど。それも知っているんでしょう?」

加持「・・・・・・」

リツコ「隠さなくて良いわ」

加持「すまない。新しい参謀総長を、説得出来なかった」

リツコ「謝る必要は無いわ。レイの事が全部ばれるよりまし」

リツコ「それに・・・実を言うと、今の状況にね、それほど危機感を抱いていないのよ」

15 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:16:40ID: .PzDsWmY

加持「・・・言っている意味がよくわからないな」

リツコ「初めはね、一番危ない部分を戦自から隠すことだけを考えてたの」

加持「僕ですら知らない部分」

リツコ「その通り。お陰さまで、そこはなんとか隠せた」

リツコ「まぁ、代わりに私と碇司令は。児童虐待の主犯として訴えられることが決まったわ」

加持「可能な限り、裏工作は行う」

リツコ「その必要は無いわ」

16 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:20:05ID: .PzDsWmY

加持「何故?」

リツコ「加持くんの裏工作が存在しても、私と碇司令は社会的に破滅するわ」

リツコ「もちろん、あなたの手腕を疑問視しているわけではないわ。むしろかなり有能な人間であることも理解している」

リツコ「だからこそよ。傷跡が私の思うより小さくなるかもしれない。それが今の私の懸念事項」

17 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:26:24ID: .PzDsWmY

加持「ますます意味がわからない」

リツコ「加持くんって、プレイボーイて鳴らしてたはずだけど。案外常識があるのね。見直したけど、揺らがないわよ」

リツコ「このまま破滅しきれば、私と同じステージには、碇司令しかいなくなるのですもの」

18 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:38:22ID: .PzDsWmY

加持「・・・・・・??」

リツコ「それが男女の仲の、奇妙な部分と言うことよ」

リツコ「加持くん。ミサトは助けてあげてね、私に使わない裏工作の分も含めて」

リツコ「もう一度言うけど、私は別に構わないから。このまま碇指令と、破滅しきる道を選びたいの」

加持「小説やドラマでしか見たことがない世界だ・・・りっちゃんは、そこまで碇指令の事を」

リツコ「そうよ」

リツコ「じゃあ、私は行くわね。いつでも夜逃げできるようにしておかないと、だからね」

19 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:50:23ID: 1X4CF6Gk

PCに移動します

加持(…………)

加持「事実は小説より奇なりという事か…………りっちゃんは、もうだめかもしれないな」

加持「ならばせめて……ミサトだけでも」

加持「何とか、まだあり得ると言える着地点を探さないと」



ミサト「よー色男。私は今ね、貴重なランチタイムなんだから。あんまり邪魔しないでよね」

加持(どっちだ……?ミサトは知っていてなおかつ、この態度なのか?まだほんの一部しか知らないからな)

ミサト「残業手当を請求したい気分だわぁ…………ランチタイムでもノーパソとにらめっこなんだから」

「加持(……まて。嫌な予感がする。この弁当、明らかに既製品のそれではない。手作り感満載だ、もちろんほめ言葉で)

20 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 00:53:57ID: 1X4CF6Gk

加持「美味しそうなお弁当だね…………手作り感満載で……」

ミサト「上げないからね。貴重な栄養補給であることはもちろんだけど」

ミサト「シンちゃんの作ったお弁当、本当に美味しいんだからぁ~」

加持(やっぱりアウトだったか…………)

加持(……分かってはいたさ、レトルトですら不味く作ってしまうミサトが、こんなきれいなお弁当。作れるはずがない)

加持(だが、それも近々……いや、今すぐにでも改めさせなければ)

21 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 01:07:59ID: 1X4CF6Gk

加持「お弁当は……いつもシンジ君が?」

ミサト「当然!私が作るわけないじゃない!!」

加持「自慢して良い事ではないと思うよ?」

ミサト「うーん……でもぉ、私の料理の実力は知っているはずでしょう?」

加持「一応……保護者なんだから」

ミサト「いい勉強になってるはずよぉ。今日日、男だから過程では料理しないなんて。時代錯誤も甚だしいわ」

加持「うん、まぁ……至極もっともなご意見だ」

ミサト「加持くん。何を隠しているの?」

加持「…………」

22 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月03日 (木) 01:11:33ID: 1X4CF6Gk

加持(さて……どこまで話すか)

加持(何も知らないのは、シンジ君のお手製弁当を疑問を一切抱かずに食べているので。十分な証明だ)

ミサト「何も喋れないの?まぁ、貴方の立場は重々承知しているわ。でも、そうだとしたら今日はお引き取り願えるかしら?」

加持(切り出し方をまずったか……出直そう。でも、何も言わないわけにもいかない)

加持「ミサト、シンジ君を大切にな」

ミサト「わかり切ったことを。あの子は初号機のパイロット、貴重なパイロットなんですから」

加持「もっと深い部分だ。人が人でいるための……いや、これ以上は止めておこう」

ミサト「…………」

26 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月04日 (金) 16:35:05ID: cnobT.ok

トウジ「センセー」

シンジ「・・・・・・」

トウジ「センセー!」

シンジ「・・・・・・」

ケンスケ「碇!」ズィ!

シンジ「うわ!?びっくりしたぁ・・・」

ケンスケ「碇ぃ、お前また冷蔵庫の中身を思いだしてただろ」

シンジ「だって・・・僕が作らないと何にもないから」

トウジ「たまには店屋物でもええんちゃうんか?」

シンジ「高い。下手したら倍額。考えるだけで怖くなるよ!」

27 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月04日 (金) 16:36:39ID: cnobT.ok

ケンスケ「エヴァのパイロットよりも?」

シンジ「当然!」

トウジ「まったく迷わずに答えよったなぁ・・・」

ケンスケ「毒されていると言うかなんと言うか・・・」

28 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月04日 (金) 16:57:58ID: cnobT.ok

トウジ「ミサトはん・・・あぁ、いや。無粋やった」

シンジ「あんなの毎日食べたら、三日もしないうちに倒れちゃうよ」

ケンスケ「惣流?」

シンジ「教えれば覚えれるけど。毎日やらせるのは可愛そうだよ」

トウジ「いや・・・わしら全員センセと同じトシやで」

32 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月04日 (金) 21:06:26ID: yj4Dhcmg

シンジ「ところで、ふたりとも。なんなのかな?」

トウジ「いや。特に理由はないでを近場にセンセがいたから」

ケンスケ「なんだかんだで、碇とは仲良くやってるから

シンジ「あぁ・・・そうなの?だったら、うれしいなぁ」」

33 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月04日 (金) 21:52:28ID: yj4Dhcmg

シンジ「まぁ良いや。明日の食事、ミサトさんがさ。糖質がどうのとか言いだして

シンジ「肉類をやってればいいよね?」

36 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月05日 (土) 15:48:35ID: Qp/Gil.A

放課後

トウジ「センセ、帰ろうや」

ケンスケ「コンビニ寄って帰ろうぜ」

シンジ「あ、待って。コンビニじゃなくて、もう少し向こう側にある、スーパーに行きたい」

ケンスケ「う・・・うん」

トウジ「まさか、ミサトはんの酒でも買いにいくんか?」

シンジ「それは生協の宅配使ってるよ、もう。中学生だから、お酒は売ってもらえないから」

37 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月05日 (土) 15:53:20ID: Qp/Gil.A

トウジ(まだ、タバコやらに憧れる不良の方が。なんぼか見れるやんけ・・・)

ケンスケ(不敏だ・・・)

シンジ「その代わり、ミサトさんのおつまみやらの材料は買えるから」

シンジ「アスカやペンペンの食事も・・・」

ケンスケ(ペットの分まで作らせてるのかよ!)

トウジ(くずやな)

シンジ「アスカは成長期だし、パイロットだし。ちゃんと食べないと。ミサトさんの作った物なんて・・・絶対だめだよ」

トウジ「センセも成長期やしパイロットやで」

38 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月05日 (土) 15:56:29ID: Qp/Gil.A

シンジ「僕は良いんだよ。僕は、最悪自分で作って食べれるから」

シンジ「アスカは、ネルフの食堂で食べて帰るってよく言うけど。無料なのはいいけど、無料なりの味と栄養バランスだから」

トウジ(意外と気を使っとるんやな・・・)

ケンスケ(だから弁当の時間・・・惣流、微妙な顔してるのか)

39 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月05日 (土) 16:04:16ID: Qp/Gil.A

トウジ「・・・買う量、多ないか?」

シンジ「明日のお弁当の分もあるし。お弁当は僕とアスカとミサトさんだけじゃなくて、綾波の分も作らなきゃだから」

トウジ「ネルフが食わせたったらええやろ・・・いや、義務やろ・・・!

シンジ「父さん・・・食事とかまったく興味ないから。綾波も毒されてるみたいで。食間も味も見た目も、栄養以外全部最悪な物しか食べてこなかったみたいだから」

ケンスケ(毒されてるのはシンジもだよ)

トウジ(親兄弟でもないのに、何でこんな献身的にやれるんや)

41 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月05日 (土) 17:41:01ID: PRvigujk

ケンスケ「持つよ」

トウジ「そやな・・・とりあえずそんぐらいはさせてくれや」

シンジ「良いの?」

トウジ「ええんや!」



シンジ「じゃあ、二人とも。手伝ってくれてありがとう」

トウジ「あぁ・・・ほな、また明日な」

ケンスケ「行っちゃったね、シンジ・・・」

トウジ「帰ってもまだやらなあかんことだらけなんやろ?」

ケンスケ「買った物の中に、洗剤とかもあったから。料理だけじゃないね、やることは」

トウジ「なんか申し訳なくなってきた・・・わしら、帰ったら漫画読んだりゲームしたりやのに」

ケンスケ「惣流やペンペン、あともう一人が好きなものは買ってたけど」

トウジ「せや・・・自分の好きなものは買ってなかったな」

42 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月06日 (日) 16:53:28ID: D06D2BuA

トウジ「ケンスケ」

ケンスケ「なんだよ」

トウジ「何かしゃべってくれ」

ケンスケ「無理・・・」

トウジ「無理なりでええから。息がつまりそうや」

ケンスケ「コンビニ・・・よる?」

トウジ「ええわ・・・」

ケンスケ「そうなるよね・・・」

43 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月06日 (日) 19:02:00ID: D06D2BuA

マナ「ねぇ、ねぇ!貴方たち!」

トウジ「なんや?」

ケンスケ「お!可愛い!!」

トウジ「ふんぬ!」ポカ

ケンスケ「ちょ!痛いよ!!」

トウジ「これでも加減はしたで」

マナ「あはは・・・でも良かった。あなた達は、信頼できそう」

トウジ「なんやねんや、あんたは・・・」

マナ「あなた達、シンジ君のお友達でしょう!?」

ケンスケ「だったらなんだよ。文句でもあるのかよ」

トウジ「そや!」

マナ「無いわ!むしろ、味方が増えた!!」

トウジ「はぁ?」

ケンスケ「話が見えてこないんだけど」

44 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月06日 (日) 19:09:41ID: D06D2BuA

シンジ「ふん、ふん、ふん♪」

グツグツジュワジュワ

アスカ「・・・ただいまぁ」

シンジ「おかえり、アスカ!」

ペンペン「クエッ・・・」

アスカ「相変わらず・・・沢山の作業抱えてるわね」

シンジ「好きでやってるんだよ。みんな、残さず食べてくれるから」

アスカ「ミサト」

シンジ「ミサトさんは仕方がないよ。今、体重減らしたいとかで。糖質がどうのとか言ってるから」

アスカ「気にする必要はないと思うけどなぁ・・・」

ペンペン「クエッ!」

45 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月06日 (日) 19:16:02ID: D06D2BuA

アスカ「何か手伝うわ。いや、手伝わせて」

アスカ「ペンペンの食事は?私が作るわ。冷蔵庫の、いつもの所でしょ?」

シンジ「あ、大丈夫だよアスカ。ペンペンの分なら、もう作って冷蔵庫に入れてるから」

アスカ「・・・そうみたいね。今、冷蔵庫に入れてるのを見たわ」

シンジ「こっちは大丈夫だから。アスカはテレビでも見てなよ」

アスカ「・・・・・・お風呂の掃除してくるわ。手持ちぶさたも、それはそれで・・・だから」

シンジ「そうなの?」

アスカ「そうなの!」

47 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月07日 (月) 21:47:08ID: VHWEclyk

アスカ「タンカ切ったまでは良かったけど・・・」

アスカ「シンジって、普段からあちらこちら綺麗にして回ってるから・・・」

アスカ「汚れらしい汚れが無いのよね・・・トイレなんてお風呂より綺麗だし」

アスカ「情けないわね・・・アタシ。早く帰っても、結局これなんだから」

シンジ「」

48 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月07日 (月) 21:49:42ID: VHWEclyk

シンジ「あ、アスカ。ありがとう。お風呂と、トイレの掃除もしてくれたんだ」

アスカ「シンジが普段から思いっきり綺麗にしてるから。アタシは、殆どなにもやってないわよ」

シンジ「でも、やっぱり。そう言うこと言ってくれたら、嬉しいよ」

アスカ「シンジ、今日はなに作ってるの?」

シンジ「チキン南蛮だよ」

49 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月07日 (月) 21:58:27ID: VHWEclyk

アスカ「また、ハイカロリーね。私は好きだけど」

シンジ「と、思うでしょ?」

シンジ「実はマヨネーズの糖質って低いんだよ、百グラムのマヨネーズに糖質は1グラム未満だからね!」

アスカ「考えてるのね」

アスカ「お味噌汁も、えのき茸と・・・透明なのは寒天かしら?」

シンジ「そうだよ!根菜はダメだけど、キノコ類は糖質が低いし」

シンジ「寒天はダイエット食としても有名だからね」

50 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月07日 (月) 22:05:37ID: VHWEclyk

シンジ「ミサトさん、最近糖質制限ダイエットにはまっちゃって・・・白米を目の敵にしてるけど」

シンジ「でも、無茶な糖質制限は絶対に良くないんはずなんだよ」

アスカ「脳の栄養源は、ブドウ糖だけで。そのブドウ糖は糖質からとるしかないからね。要するに糖質を分解したものだから」

シンジ「でも、ダイエット中って無性にイライラするものじゃない」

アスカ「ビールを止めりゃ良いのよ」

シンジ「あはは・・・まぉ、そうだよね」

シンジ「一応、焼酎ハイボールを勧めてみようかなと思ってるんだけど」

アスカ「あとはミサトの問題よ」

51 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月07日 (月) 22:14:25ID: VHWEclyk

アスカ「ミサトは、分かってくれるかしらね。白米以外から、カロリーを、栄養を取らせようと苦心してる様子を」

シンジ「しょうがないよ」

アスカ(その言葉、使い方を間違っている気がするけど。どう間違ってるか指摘できないから、なにも言えないのよね)

アスカ(大体、家事の殆どをシンジに依存してる私も。程度の差があっても、根っ子はそれほどなのよね)

53 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月08日 (火) 15:00:54ID: dujIhlsE

レイ「・・・・・・」扉ガチャ

レイ「・・・・・・」カバンバサリ

レイ「・・・シャワー」

ジャー・・・ジャー・・・・・・キュッ

レイ「お水・・・まだあるわね」

ゴクゴク

レイ「・・・錠剤とゼリー。もう飲んどきましょう」

ジュルジュル・・・ボリボリ・・・ゴク

レイ「・・・・・・」ゴクゴクゴクゴク

レイ「あ・・・お水、飲みすぎた」

レイ「・・・・・・別に構わないわね。もう今日は、やることないから」

54 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月08日 (火) 15:05:11ID: dujIhlsE

ゲンドウ「私はネルフの中に籠ることにします。いつまでそうなるかは、分かりませんが」

冬月「その方が良いだろうな」

ゲンドウ「先生は、自宅に帰られるので?」

冬月「向こうの出方を探ってみようかとも思っとるからな」

ゲンドウ「まぁ、今の参謀総長なら闇討ちの心配はほぼありませんからね」

冬月「かといって、何も接触が無ければそれはそれでつまらんがな」

冬月「ではな。明日は定時に来るよ」

ゲンドウ「はい」

55 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月08日 (火) 15:08:45ID: dujIhlsE

冬月「・・・・・・これで『あいこ』にしておいてやる」

黒服「副司令?今の言葉の意味は一体・・・」

冬月「私は今から、戦時の参謀総長に会ってくる」

黒服「は!?」

冬月「碇・・・司令への報告は無用だ。事後ではあるが、私からやる」

黒服「あぁ・・・『あいこ』とは・・・いえ、何でもありません」

冬月「うむ」

58 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月09日 (水) 19:26:41ID: qTDJ004M

ミサト「た、だいまー!」

シンジ(・・・・・・)

アスカ「シンジ?」

シンジ「ミサトさん、おかえりなさい!」

シンジ(アスカ。ミサトさん、たぶん飲んでる。もう既に)

アスカ(え!?)

シンジ(アスカは大丈夫だけど、まぁ心には留めておいて)

アスカ(・・・・・・)

シンジ「ミサトさん、ちょうど良かったですよ!まだ出来立てだから、温かいままですよ!!」

アスカ(・・・・・・保安部の黒服さんに運転してもらったと思いましょう)

59 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月09日 (水) 19:31:17ID: qTDJ004M

シンジ「ミサトさん、ジャケット預かりますね」

ミサト「はー、い。げふん」

アスカ(・・・・・・)

アスカ(少し息が荒いかしら・・・あと、単語の切り方。抑揚もおかしい?)

アスカ(言われてみれば気づけるけど・・・シンジは一発で気づいたのよね)

アスカ(空気がまったく読めない、読まないファーストも問題だけど。過剰に読めるシンジも問題ね、極端同士と言う仲間属性まで付けちゃって)

60 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月09日 (水) 19:40:25ID: qTDJ004M

ミサト「うげ!?マヨネーズ!?」

シンジ「あぁ・・・やっぱりこの反応か」

アスカ「ーー!」

アスカ「ミサト!」

ミサト「ふぇ!?」

アスカ「マヨネーズって、糖質が低いそうよ」

ミサト「マジ?」

アスカ「百グラムで1グラム未満。それに、風味付けに薄くしかかけてないじゃない」

ミサト「あー、確かにぃ・・・言われてみれば。でも、揚げ物は衣のカロリー・・・衣は小麦粉、糖質ががが・・・」

アスカ「ミサト!!」

ミサト「ふぇ!!?」

アスカ「糖質制限が手っ取り早いのかもしれないけど!脳の栄養源は、ブドウ糖のみ!糖質からの分解が効率的なのよ!」

ミサト「あー・・・まぁ、でもなぁ・・・」

アスカ「作戦部長なら!頭動かす仕事じゃない!私、大ボケかますミサトなんて見たくないわよ!?」

ミサト「むむむ・・・」

61 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年03月09日 (水) 19:42:50ID: qTDJ004M

シンジ「よかった・・・座ってくれた・・・アスカ」

アスカ「なに?」

シンジ「ありがとう・・・僕だったら、ここまで整然と説明できないから」

アスカ「こちらこそ・・・よ。私が言えることは」

64 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年06月10日 (金) 11:08:42ID: Y8wLjVww

連続で広告スクリプトで、ちょっと拗ねてしまった
申し訳ない


ミサト「・・・・・・」(箸で衣をいじいじ)

アスカ「・・・・・・」

アスカ「シンジ」

シンジ「あ、マヨネーズ?」

アスカ「・・・ありがと」

シンジ「ご飯のお代わり、どうする?」

アスカ「自分で入れれるわ」

シンジ「立っちゃったから、入れてくるよ。僕も、もう一杯食べたいから」

アスカ「・・・ありがと」

65 : 以下、名無しが深夜にお送りします2016年06月10日 (金) 11:15:14ID: Y8wLjVww

ミサト「あ、シンちゃん。ビールもう一本取ってきて!」

シンジ「はーい」

アスカ「・・・自分で取りに行けば良いじゃない」

ミサト「ついでよ、ついで」

アスカ(それ言って良いのは、シンジだけだと思う)

シンジ「はい、アスカ。ミサトさんも、ビールのお代わり」

ミサト「あんがとー」

ミサト(グラス差し出し)

アスカ「・・・・・・」

シンジ「はい、お注ぎしますね」

アスカ「そういうお店だったら、これだけで千円は取られるわよ。ミサト」

ミサト「そうよねー。シンちゃんって、可愛い系だから。そういうお店でもそこそこ指名もらえそうよねぇ」

ミサト「いやぁ、役得役得!」

アスカ(嫌味だっつーの!!)


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