※タイトル通りのスレ(になる予定)
※無印、2、絶女、3、V3いずれかの登場人物なら誰でも可
※キャラ指定する方は希望するシチュエーションがあれば併記してください。スカトロ以外なら頑張って書きます
※エログロ、場合に依り胸糞注意かも
※なんでも大丈夫な人向け
※亀更新
赤松
>>2
この時間帯に素早いレスありがとうございます。
シチュエーションについて特に書かれていないということは、シェフにお任せコースでいいんですよね?最初なので軽めにいきます。
間に合うなら入間の発明品に犯されちゃう機械姦とか
赤松「あなたは誰なの?」
「強いて言えば、キミのファンだよ」
赤松「……嘘。もしそうだったらこんな事するはず無い」
言って、赤松楓は自分の両手を掲げた。手錠がかかっている。彼女は僕に依ってここに連れ去られ、拘束されているのだ。
「何か勘違いをしているんじゃない?僕はキミ自身のファンであって、キミが弾くピアノには特に興味が無いんだけど」
その表情に浮かぶ困惑の色が一層強くなる。どうやらこちらの言っていることが理解出来ないらしいが構わない。理解してもらうつもりなんて無いし。
赤松「なんでこんな事を?私、どうなっちゃうの?」
一瞬にして大きな眸が潤み、まばたきと同時に涙の粒が溢れ落ちた。
そう、この顔だ。これが見たかったんだ。やっぱり赤松さんは可愛い。美しい。もっともっと、色んな姿を見てみたい。
赤松さんの友達や家族さえ知らないような、赤松さんの顔を見せてほしい。
「赤松さんは泣き虫だなあ。そんなんじゃ先が思いやられるよ」
質問には答えず、敢えて怖がらせるような事を言ってみる。
赤松さんはぴくりと僅かに肩を震わせて、守るように自分の身体を掻き抱いた。一々いい反応をしてくれるから虐めがいがある。見込んだ通りだ。
まあでも、何も強姦した後コンクリート詰めにしようってんじゃない。流石に赤松さんにそこまで酷い事をする気にはなれない。
だって僕は、好きな女の子をちょっと泣かせたいだけの普通の男の子なんだから。
投稿した後に>>5を見返したら見辛くて草。科白と地の文の間はもうちょっと空けた方がよさそうっすね。
>>4
すみません、モブに襲われているシチュエーションで書き始めてしまいました…。機械姦はなるべく取り入れてみます。
オデ原くんは酷い奴だなあ(棒読み)
>>7
なんでモブを漠然とオデ原っぽいイメージで書いてる事が判ったんすかね?
「いやー、このためにバイトを頑張った甲斐があったよ。…という訳で、本日の目玉商品はこちら」
赤松「……どういう訳で?」
僕は赤松さんの真後ろに鎮座する物体に近付くと、それを覆い隠していた布を取り払った。
全形を現したのは鉄の処女を模した物々しい機械。見た目も性能もエロティックでグロテスクな憎い奴のご登場である。
「その名も触手マスィーンV3!」
赤松「…な、何?それ…」
「実際に見てもらった方が早いかな。例えば─」
説明書片手にリモコンを弄りマスィーンを起動した。すると普段は本体に収納されている10本ものアームが、酔った蛇が如くうねうねとその身をくねらせながら進み出てくる。
アームとは文字通り腕である。先端部には器用に滑らかに動く手が取り付けられている。
僕はその内の1本を遠隔操作して、後退る赤松さんの両手首をがっちり掴ませた。そしてアームをゆっくり上げてゆき、彼女の足が床から50cm程浮いた所で止めた。
「なんかUFOキャッチャーみたいだね」
赤松「…ちょっと、何する気なの?!」
赤松さんはせめてもの抵抗で、パンツが見えるのも厭わずに脚をばたつかせた。きっと腕も動かそうとしているんだろうけど、マジックハンドがそれを許さない。
「スパンキングって知ってる?」
赤松「スパンキングって何?今からからそれをするの?」
「やっぱり知らないんだ。それでこそ赤松さんだよ」
赤松さんの返答にまたもや僕は満足した。赤松さんの演奏には興味をそそられないけど、ピアノバカでそれ意外の事に疎い赤松さんは大好きだ。
「スパンキングってのは平手打ちの事で、特にお尻を叩く行為を指すんだよ」
赤松「お尻…?」
「でも掌で叩いたら叩く方まで痛いでしょ?長時間やってたら腕も疲れてくるし。それが嫌だって人にぴったりなのがこの触手マスィーンV3なんだ」
赤松「思い出したようにそういうノリになるの止めてよ」
「リモコンで簡単に操作出来るアームが文字通り手足となってくれる。先端部は53種類のカートリッジに付け替え可能だけど、取り敢えずこのままでいいかな」
それじゃあ、早速実演してみようか。
赤松「きゃっ?!」
お尻を露出させない事には始まらないので、まずはアームで赤松さんのパンツを足首までずり下ろす。
優しい色合いのピンク。控え目に女の子らしさを主張するレース。こんな所まで僕の好みに適っている。やっぱり、赤松さんは理想の女性だ。
赤松さんは頬を紅潮させて内腿同士をぴったりくっ付けると、流石に大人しくなった。この状態で下手に動いたら見えるもんね。
無言の抗議と言わんばかりに僕を睨む赤松さん。もうここまできたら何をしても無駄だって判ってるだろうに。つまりその異議は却下だ。
赤松さんを吊し上げたまま、僕の立ち位置から彼女のお尻側が見えるよう身体の向きを変える。そして2本目のアームでスカートを捲った。
赤松「い、嫌ぁ!見ないで!」
見るなと言われる程見たくなるのが人情だ。だから僕はそのお尻を余す所無く観察せずにはいられない。
肉付きの豊かなむっちりとした双つの丘はそれぞれが美しい曲線を描いている。そのラインが、尻臀の柔らかさと弾力をありありと想像させた。肌は搗きたてのお餅みたいに白くきめ細やかだ。うっすら下着の食い込んだ跡が残っているのもまたいい。
「さて、そろそろいいかな」
僕は目蓋を閉じて、赤松さんの奇麗なお尻を脳裏に焼き付けた事を確認する。このまま何時間だって見ていられるけど、そういう訳にもいかない。
3本目のアームが目標を射程に捉える。そのまま大きく振りかぶって、的確な一撃を食らわせた。
バチィン!
赤松「ひゃうっ!」ビクンッ
赤松「いったぁ…もう、なんなの…」
撲たれた衝撃で尻肉が波打つ様は中々に壮観だった。余韻に浸りつつ白いお尻を眺めていると、じわじわと紅葉が浮かび上がってきた。
バチィン!
赤松「うあっ!」
「ほら、気を抜いてる暇なんてないよ」
バチィン!
赤松「~っ!」
最初は規則的に一定のペースで叩き続ける。しばらくすると赤松さんは次第に、声を抑えてじっと耐えるようになった。叩く強さや速さを変えてみてもいい反応を引き出せない。この辺が止め時だろうか。
赤松「はぁ…はぁ…終わったの?」
「物足りなかったかな」
赤松「いや、もうこんなのはゴメンだよ…」
息を切らして汗ばんでいる様子から、彼女が体力的に消耗しているのは明らかだ。
赤松「うぅ…お尻がひりひりする…」
そのお尻は最早見る影も無い有り様だった。発赤が全体に及んでいてなんとも痛々しい。
「話は変わるけど、赤松さんって凄い巨乳だよね」
赤松「え?」
再び赤松さんの身体の向きを反転させる。羞恥ゆえか怒りゆえか、彼女の顔はお尻と殆ど同じ色になっていた。
アームを操作して赤松さんのベストをたくし上げた。間髪を容れず、マジックハンドの丸っこい指が暇取る事無くシャツのボタンを外していく。
赤松「こ、今度は何を…」
シャツがはだけると同時に目に入ったのは、お尻より更に深い谷間を形成しているおっぱいだ。服の上からでも大きいのは判ったけど、こうして見るとやっぱり凄い。
「えっと、背中側のここを外せばいいんだよね?」
ブラジャーのホックを外し肩紐をずらすと乳房と乳首が露になった。我慢出来ずにマジックハンドで鷲掴みにして、むにむにと揉んでしまう。男のロマンが詰まったそれは、固体とは思えない縦横無尽さで形を変える。
赤松「ここまでする癖に直接触ったりはしないんだね。…いや、その方がいいんだけど」
「僕如きが触ったらなんか汚れちゃいそうな気がして」
赤松さんには一生かかったって、こんな気持ちは理解出来ないんだろうけど。
「さっき、これから何をするのか訊きたそうにしてたよね」
1本のアームを顔の近くまで移動させると、赤松さんは身体を強張らせた。
「概ねキミの想像してる通りだと思うよ」
適度に無駄肉ついてそうなお腹が揉みたくなる
でも姿勢良さそうだし腹筋あるのかな
>>13
赤松はぽっちゃりめの時とそうでもない時を定期的に繰り返してそう。
バチィン!
赤松「~~!」ビクッ
「おお、やっぱ表情が見えると興奮するなぁ」
初撃を横から左乳に叩き込むと、おっぱいは面白いくらいぶるんぶるん揺れた。勢いを相殺するように、すかさず右乳に第二撃を入れる。次は角度を変えてまた左、そして再び右と、これを何度も繰り返す。
赤松さんはなんとか堪えているもののさっきより痛がっている。実際あれだけ激しく揺れれば痛かろう。…そう言えば胸には、お尻には無い弱点もあったっけ。男のは大してデリケートじゃないから忘れてた。
バチィン!
赤松「っ…いい加減に…!」
バチィン!
バチィン!
赤松「い゙っ?!」ビクビクッ
赤松さんが油断しかけた所でおっぱいとお尻を同時に責めた。
彼女が脱力すると黄色っぽい液体が一筋、太腿を伝い落ちていく。
「驚いてちょっと泄らしちゃったんだね」
僕が見たままの状況を口にすると、赤松さんは耳まで赤くして俯いた。どうせこれからもっと恥ずかしい事をするんだから気にしなくていいのに。
そんな彼女を他所に、僕は段ボールの中身を漁った。53種類もあると目当ての物を探すのは面倒だ。
「赤松さんはセックスの経験は無い?」
赤松「うん……えっ」
「そっかそっか。ひとまずその言葉を信じるとして、初めてなら最低限は優しくしてあげないとね」
僕は選んだ物を手に取ると、1本のアームのカートリッジをそれに付け替えた。
赤松「…え?何?なんなの?それをどうするの?」
赤松さんは譫言のように呟きながら、アームの先端部に取り付けられたバイブを凝視した。
疑問系ばかり口にしているのは、それがどんな物なのか判らず怯えているからなのか。あるいは判っているからこそ脳が認識する事を拒んでいるのだろうか。
「教えたら大人しくしてくれる?」
赤松「絶対無理!ロクでもない答えしか聞けなさそうだし!」ジタバタ
「じゃあ仕様が無いね」
赤松「……きゃっ?!」
アーム2本を操縦してそれぞれ赤松さんの右足首と左足首を掴ませた。彼女は必死の抵抗を試みているようだが時既に遅し。標準的な女子高生の腕力脚力でどうにかできる馬力じゃない。
赤松「離して!こんな恪好やだ!」
今、赤松さんはマスィーンに依って吊し上げられ強制的にいわゆるM字開脚の体勢を取るハメになっている。何度も言うようだけど、こんなのこれから彼女がする事に比べればなんて事無いっていうのに。
僕はマジックハンドのひとつに潤滑液をこれでもかというほど振りかけ塗りたくった。そして説明書に書いてある通りに設定を済ますると自動操縦モードに切り替えた。
「赤松さん、諦めて力抜いた方がいいよ。余計に痛い思い、したくないでしょ」
赤松「あっ…あぁぁ…」
この先僕の人生に何があろうと、きっと今の赤松さんの絶望的な表情を忘れる事は無いだろう。
そういや安価で男も指定できるんだな…
今夜こそは更新しようと思っていましたが妹から電話がかかってきたので諦めました。明日から本気出す。
>>16
便宜上『登場人物』と書きましたがロボもおっけいなのですよ。
赤松「…ひっ!」
ローションに濡れ卑猥な光沢を帯びた手が股間に触れると、赤松さんは全身を強張らせた。
その人差し指はゆっくりと、しかし迷い無く入り口から膣を抉じ開けていく。そうして根元まですっぽり納まってしまうと一時的に退いて、今度は中指と共に再び侵攻を始めた。
赤松さんはしばし脱力していたが不意に声を絞り出した。
赤松「…もぉ、許して…」
「許すって?」
赤松「だって、痛っ…痛いのやだ…それに、ぬるぬるしてるの、気持ち悪いよぉ…」
「許しを乞う立場にあるのはどちらかと言えば、こんな事をしている僕の方だと思うんだけど」
抜き差しを繰り返す2本の指には血液が付着している。生理ではなさそうだし、初めてというのは本当だったらしい。
こんな頭の可怪しな男に捕まってしまったせいで特に理由のない凌辱凌虐に襲われ、今や泣きじゃくるだけの赤松さん。その苦痛は、きっと僕の想像を絶するものなのだろう。彼女のあんまりな境遇に思わず涙しそうになった。
同時に、そんな弱々しく無力な赤松さんの姿を見ていると愛しさが溢れてくるのだった。
「赤松さん、もう少しだけ頑張ってね」
ずるり。女性器から指が完全に引き抜かれた。穴は中の肉壁の色が確認出来るくらいには拡がっている。
赤松さんの視線はバイブに釘付けになっていた。視ているのは彼女の方なのに、まるで蛇に睨まれた蛙のようだった。
どぎついピンクの色彩。ぺニスの特徴をやたらに誇張した形状。そのサイズは並みの男性の物と然して変わらないが、意匠が意匠ゆえに妙な威圧感を放っている。
複数種類があったバイブの中からこれを選んだ理由は視覚的なインパクトの強さだ。狙い通りの効果が得られた事は、羞恥と恐怖で引き攣った赤松さんの表情だけで充分判った。
「結構余裕ぶってたけどさ…いい加減、限界なんだよね」
赤松「…?」
赤松さんの淫らな姿を前にして、いつまでも平静を保っていられようか?少なくとも僕には不可能だ。
既にそこそこ膨脹していたためにちょっともたつきながら息子を取り出すと、赤松さんの目はこちらに奪われた。
赤松「…あ、アナタやっぱり」
「そんなに見られると照れるんだけど」
赤松「自分から露出させたのに…?」
「ていうか、他所見したら─」
ズプ…
赤松「ひぅっ?!」ビクンッ
「だから言ったのに」
シリコン製の亀頭は既に半分ほど膣口に埋まっていた。ちなみに、マスィーンは相変わらず自動操縦モードで運転中なので、今のは僕が意地悪したとかではない。
赤松「ぅ…やぁ…」フルフル
赤松さんはさめざめと泣くばかりで意味のある言葉を発さなくなっていた。代わりに、文字通り頭を振って拒絶の意志を示した。
きっと、そういった仕種が余計に僕を興奮させる事を知らないのだろう。あざといくらいにあざとさとは無縁な所が堪らない。
1番直径の大きい部分さえ捩じ込んでしまえば、後はすんなり這入っていった。きちんと慣らしたお陰でもあるだろう。そして、シリコン製の男性器がゆっくりと往復運動を始めた。
極力赤松さんから目を離さないようにしながら用意していたオナホを引っ掴む。さっきも言った通り、僕はとっくに我慢の限界を迎えていたのだ。逸る気持ちを抑えつつ乱暴にぺニスを突っ込んだ。
赤松「や…中で、ごりごりってなるの…嫌…」グスッ
赤松さんは今どんな気持ちでいるんだろう。怖がってる?悲しんでる?怒ってる?憎んでる?蔑んでる?絶望してる?
いや、既存の言葉に当て嵌めるべきじゃない。その感情は僕だけの特別なものなのに、なんだか有り触れたものになってしまう気がする。
赤松「ひゃうんっ…?!」ゾクゾク
マジックハンドが赤松さんのおっぱいとお尻を撫で始めた。彼女は素っ頓狂な声を上げ、ぶるりと全身を震わせた。優しく触れられているだけな割に、リアクションが大きい。撲たれた直後で感覚が鋭敏になっているらしい。
「赤松さん…いいよ、凄くいい…」
スカートの裾にちらちら見え隠れする陰毛と陰核、バイブを咥えさせられた膣口、それらを縁取る陰唇。エロい。単なる女性器ならネットの画像なり動画なりで幾らでも見られる。でもこれは赤松さんの女性器だ。だから価値があるしエロい。
涙なんだか鼻水なんだか涎なんだか判らない、透明な液体でぐしょぐしょの顔。汗でしっとりした肌に張り付いた髪。汁気たっぷりだ。つゆだくだ。
頬が紅潮している。息遣いも荒い。あついのかな。だったら僕と同じだ。白かった皮膚は全体的に、血の色を透かしてピンクになっている。でも叩いた所は真っ赤だ。あれって跡になっちゃうのかな。そうして暫く残ればいいのに。
丸みを帯びて柔らかそうな女の子の、違う、赤松さんの身体。愛も欲望も魂も宿っていない無機が、処女という概念ごと蹂躙している。この僕が直接彼女を汚す事なんて無い。だって僕が本当に犯したいのはその心だ。
思考が混濁する。ああ、もう。もう終わってしまった。
「……赤松さん?」
賢者モードに切り替わった僕は、自らの着衣の乱れを正しつつ赤松さんに声をかけた。返事は無い。失神しているようだ。赤松さんを床に下ろすとマスィーンの電源を落とした。
この出来事もいずれ過去になる。でも、それなりに強烈な体験だったはずだから忘れたくても中々忘れられないだろう。ついでにちょっとでいいから僕の存在も思い出してくれたら、こんなに嬉しい事は無いんだけど。
色々と脱線してしまった感が拭えませんが赤松編は終里です。
次いきます。
特に理由のないリョナが↓1を襲う!(ルール等は>>1参照)
元から露出癖があり普段から野外プレイを楽しんでいたがある日日向にバッティングしてバレる
それからなんやかんやセフレみたいな関係になって最終的に常に全裸のペットになる
安価ありがとうございます、把握しました。
スレ主の技量では>>24の内容を奇麗になぞりつつリョナに持っていくのは不可能なので、取り入れられる範囲でやる事にします。ごめんなさい。
関係ありませんが王族+露出癖でソルサクの裸の王様を思い出しました。
なぜだかその日の夜はいつまでも寝付けなかった。ゲームやネットサーフィンで時間を潰す事も考えたが、目が冴えてしまうとよくないので止めておいた。悩んだ末に、携帯と小銭入れをポケットに捩じ込み家を出た。
玄関の鍵を閉めた所で気が付く。そういやどこに行くか全く考えてなかったな。まあ、別にいいか。
夜の街を徘徊して、いつの間にかここいらで1番大きな公園の近くまで来ていた。今思えば、俺がこの時この場所に到ったのはある種の運命だったのかも知れない。
「……ん?」
不意に白い影が視界の端を過った。その正体がなんであるのか、一瞬では判らなかったしロクに想像も付かなかった。だが、不思議と心惹かれた。吸い寄せられるように、俺はその影が消えたと思しき公園の中へ足を踏み入れた。
ほぼ同じ場所をほぼ同じルートで幾度と無く巡ったが、影は中々見付からなかった。公園の敷地と言えど、ここは広いし遮蔽物が多い。難儀するのも当然だ。そもそも見間違いだったんじゃないかという可能性が脳裏に浮かんだ時だったろうか。『それ』が、再び俺の目に留まったのは。
樹木の陰から僅かに見えた『それ』は、遠目には靄のようであった。夜風に靡く髪だと暫く認識出来なかったのは、日本人には余り馴染みの無い髪色だったせいもあるだろう。
身を隠しながら少しずつ目標との距離を縮めてゆく中で、『それ』が人間である事を確信した。そして、どのような人間かという事も。
俺の胸は息苦しいほどの期待に充ちていた。手頃な植え込みに隠れると、ひとまず気持ちを落ち着かせるために深呼吸した。しかし、また見失っては困るので結局は心の準備もそこそこに顔を上げた。
『それ』は、間違いなく裸の女性だった。
いつの間にか俺は自室のベッドで朝を迎えていた。深夜に公園で女の露出魔を目撃して、思わずスマホで動画を撮った所までは確かな記憶があった。しかし、どうやって家に帰ったのかは全くと言っていいほど判らない。恐らく俺は、彼女がどこかへ去っていくのを見届けた頃には結構な眠気を催していたのだろう。きっとそうして半醒半睡の状態で帰路に就いたのだ。
色々な意味で夢のような出来事だった。しかし、それが現実だという証拠は確かに存在していた。俺のスマホには昨夜撮影した動画が残っていたのだ。
学校は、体調不良と偽って休んだ。行った所で勉強に身が入らないのは目に見えていたからである。同級生が授業を受けている間、俺は部屋に篭り問題の動画を繰り返し再生していた。
映像が多少ブレているため見辛いが、一糸纏わぬ女の姿ははっきり認められる。芝生はステージ。街灯はスポットライト。女という演者の存在が、俺のよく知るこの場所を異空間に変えてしまっていた。
まず、女は艶かしい動作で金髪を掻き上げた。そして、背筋を真っ直ぐ伸ばして歩き出した。素足で地面を踏んでいるのが信じ難いくらい美しく自然な歩き方だ。辺り一帯をぐるりと回ると最初の場所で歩みを止めた。架空の観客に見せ付けているつもりらしく、今度はポーズを取り始めた。
白に近いほど色素の薄い髪は月光のように輝いていた。光の降り注ぐ双丘は、貧相過ぎず下品過ぎない奇跡的なバランスの大きさと形だ。彼女はその事実に自覚的なのであろう。少し反った体勢で女の象徴を誇示していた。
カメラアングルは女の下半身に向かってずれていく。乳房の凸の曲線から連なりウエストの凹の曲線、腰回りで再び凸の曲線。全体としてはほっそりしているがメリハリのある身体だ。
股間も完全に曝け出されていた。アンダーヘアの処理が施された陰阜とその下の割れ目がばっちり見える。
しばらく下半身のアップが続いた後、ズームアウトして女の全身が映された。カメラはそこで初めて女の容顔を捉えた。
その瞬間─13分7秒の所で動画を一時停止した。
彼女の顔とパソコンのディスプレイに表示された検索結果とを見比べ、生唾を飲む。露出魔の正体は、間違い無く俺の知っている人だった。
生きてます。
時間を置いてから自分の書いた文章を改めて読むと書き直したくなってしまって駄目ですね。誤字脱字衍字やその他日本語がおかしいところは適当に脳内変換してください。
次の日はいつも通り登校した。
放課後、余り期待はせずに『彼女』を探すと運よく『彼女』とクラスメイトの左右田という男を捕まえる事が出来た。
「ちょっといいか」
左右田「あ?」
「同じクラスにさ、留学生の王女様がいるだろ」
左右田「そうだけど、ソニアさんがどうかしたのかよ」
「話があるから直ぐに会いたいって伝えてくれ」
左右田「なんだお前?ソニアさんの知り合いって訳でも無さげだし…」
「『一昨日の26時頃、××公園』って言えば分かるはずだ」
左右田「…………」
左右田は訝しんでいるのを隠そうともしないで無遠慮な視線を俺に浴びせた後、出し抜けに踵を返した。黙殺されたかとがっかりした瞬間、彼は言った。
左右田「……少しだけ、そこで待ってろ」
間も無くして、入れ違いで『彼女』がやって来た。
光源の関係で髪色が微妙に違って見えたせいか、それともきちんと衣服を着ているせいか。動画の『彼女』とは雰囲気が変わっていて一目見ただけでは判らなかった。しかし何十回と再生したあの映像の『彼女』が、こちらに真っ直ぐ近付いてくる女の歩く姿と重なって俺はハッとした。
俺を前にした『彼女』は、腹の辺りで交差させるように掌同士を重ねると恭しくお辞儀した。
ソニア「お初にお目にかかります。わたくし、ソニア・ネヴァーマインドと申します」
「こっちとしては初めて会った気がしないよ」
ソニア「…取り敢えず、場所を変えませんか?ここではゆっくりお話なんて出来ませんわ」
「ああ、人に聞かれちゃ不味いからな」
ソニア「……」
こちらの言葉にはロクに応えないまま、『彼女』ことソニアは再び歩き出した。付いて来いという事だろうか。黙って後に続いた。
着いた先は本科生の寄宿舎だった。寮室は防音設備が施されているのだそうだ。内緒話をするにはもってこいだろう。
ソニアは周囲を気にしながら俺をこっそり部屋に招き入れた。
ソニア「どうぞ、そこにおかけになってください」
「ありがとう」
座るよう促されたのは客人用らしいソファで、柔らかすぎて少々居心地が悪い。ソニアは繊細なデザインのアンティークチェアに腰かけた。
ソニア「よっこいしょういち」
その際彼女がごく自然に発した言葉は、取り敢えず聞かなかった事にした。
「早速だけど本題に入らせてもらう」
ソニア「…はい」
「この動画を見てくれ」
自分が何を見せられるのか、ソニアはとっくに解っていたはずだ。それでも彼女はスマホの画面を注視して、決して目を逸らさなかった。
ソニア「もう、充分でしょう」
ソニアが勝手に操作をして、動画は13分10秒でブラックアウトした。彼女は顔色が悪く、石鹸のような頬を一層生白くさせていた。
「データはバックアップ済みだ。言うまでも無い事だけど、一応な」
ソニア「このシチュエーションは…脅迫、なのですね。ドラマで何度も目にしました」
「ああ」
ソニア「あなたの目的は?金銭ですか。国家ですか」
「そんな物は要らない」
ソニア「『そんな物』とは流石に聞き捨てなりません。訂正してください」
「脅されてるのに随分強気だな。…まあ、悪かったよ」
ソニア「しかし、それでは一体…」
「強いて言えば─」
直接口にするのは憚れるような科白だが、言わねば話が進まないので言うしかなかった。
「お前が欲しい」
ソニア「…それはどういう事ですか?」
「そのままの意味なんだけど」
ソニア「結局、わたくしはどうすればいいのでしょう…」
恥ずかしい科白を吐いておいてなんだが、俺は実際に彼女をどうしたいのか具体的な目的を持っている訳ではなかった。何より俺が執着したのは、本来であれば絶対に手が届かないような女を支配下に置く事そのものだったからだ。
とは言えそれだけで終わらせるのは勿体無い。彼女を放って置いたら、支配しているという実感も満足に得られないまま契約は自然消滅してしまう。
考えた末に、俺は最初の要求を提示した。
「これから毎日、俺と30分だけ会って欲しい」
ソニア「…はあ。いつ、どこでですか?」
「時間だけど、平日は放課後でいいか?最優先で来てくれ。どうしても外せない用事が出来たら要相談って事で」
ソニア「それなら、場所は学園周辺だとお互い楽でいいと思います」
「そうだな。学校の敷地内の噴水がある所はどうだ?」
ソニア「ええ。では、放課後になったらそこに行けばいいのですね」
ソニアは幾らか警戒を弛めたようだった。油断するのが少々早過ぎる。こちらからすると好都合なのだが、要人としては問題がありそうだ。
ただ、俺としても直ぐには取って食おうと言う気になれなかったのも事実である。この時はまだ頃合いではなかったのだ。
ソニア「休日は…」
「それを決めるのは後でもいいだろう」
結局、この日は連絡先だけ押さえて直ぐに別れた。
生存報告。
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